3位決定戦の残したもの

今日は、3位決定戦。韓国とトルコの対戦でした。ちょっとバタバタしていて、テレビを点けたのが20時16分。既に 1-2 でトルコがリード。何が起こっているのか判らず、状況をつかむのに必死でした。(笑) 試合の解説は、いろいろな所でいろいろな人がやってると思うので、詳しくは語りません*1。でも、注目したポイントを少し書きますね。
まず、前半のDFラインの乱れ。いつもと違い、簡単に裏を取られ、大量失点に繋がりました。日本のDFラインはトルコの2トップを結構うまく押さえていたのに……。選手交代後の後半は、いつものようにラインコントロールもできていたので、あきらかに監督の戦術ミスでしょう。
次は、後半20分から入ったチャ・ドゥリ選手。途中出場のイタリア戦、フル出場だったドイツ戦では良い所が無かったけど、昨日は違いました。右サイドから深く入り込んでの折り返し。攻撃のリズムを上手く作っていたと思います。彼が入ったおかげで、トルコのGKは、怪我をしたのに交代させてもらえませんでした。
最後に、そのトルコのGK、リュストゥ選手。7試合で6失点だけど、DF陣があまり良くないので、セーブ率はなかなかのもの。後半の途中で足に故障を抱えてしまい、交代を要求してたけど、2番手のGKには2点差を守りきる力が無いと見たのか、監督は早々に3人の交代枠を使ってしまい、最後まで彼がゴールを守る事となりました。後半ロスタイムの失点は、体力の限界だったのかもしれません。
結構詳しく書いちゃいましたね。(笑)
試合そのもののレベルは、正直な話、世界の3位を決めるという感じではなかったですが、その考えは試合後に大きく変わりました。トルコの選手が韓国の選手を誘い、肩を組んでスタンドの大観衆の声援に応えてスタジアムを1周し、スタンドには、大きなトルコ国旗が掲げられたんです。今までの3位決定戦では見られなかった、爽やかな感動がありました。あの光景は、たぶん忘れないと思います。
ただ、サッカー中継をしたフジテレビに言いたい。決勝の話より、今、目の前で繰り広げられている感動のシーンを中継しろよ。スカパー以外で、今、放送権を持っているのは自分達だけなんだし、決勝の放送権は持ってないんだから……。確かに、今までの3位決定戦は決勝前のおまけみたいなもんだったよ。だから、そんなに視聴率も取れないだろうし、決勝の話題をした方が良いと思ったのかもしれない。でも、もっと空気を読めよな。

*1:期待している人も居ないと思うし……