訓練校2日目

今年も例年通り兵庫県表装技能訓練校が開校されています。今日はその2回目の講習日で、1回目の講習日(8/22)は本願寺派スカウトキャンポリーの奉仕に行ってたので休みましたから、家で前回の工程(本紙と裂の裏打)を済ませた材料を持って姫路まで行ってきました。
今日は昨年と同じく「付け廻し(つけまわし)」と「総裏(そううら)」です。今年のテーマも「掛軸表装の基本技とその展開」で、造形(創作)表具をつくります*1
今年の本紙は「絵手紙」で、葉書かそれより少し大きなサイズです。僕がもらったのは「向日葵」の絵ですから、夏っぽいイメージの軸に仕立てる予定で、青・緑・白の3色の裂を用意しました。この3色を見てお分かりの方もいらっしゃると思いますが、青は空、緑は草原、白は入道雲になります。この裂、表具用の裂ではないんですよ。今年は、表具用の裂を使わず、複雑な刳り貫きのデザイン軸を作るのが目標です。
入道雲のデザインを刳り貫くのに時間がかかるだろうと思っていたのですが、意外と早く出来て、午前中には付け廻し(つけまわし)も終わり、耳折(みみおり)も済みましたので、午後は総裏(そううら)を打つだけです。(ちょっと空の広がりが小さくなっちゃったのが残念)
総裏を打ち終えてもまだ時間が余ったので、自分の道具をさっさと片付けて、昨年同様、この時間を使って、他の受講生の作業を見学したり、ちょっと手伝ったりしました。次回(9/19)は早くも最終回。カメラを持って行くのを忘れなければ、仕上がった状態の写真をお見せできるかも。

*1:造形表具は今年で最後