阪神表具内装協会青年部表装勉強会

最近はボーイスカウトの話題ばかりなので、僕が表具師(一級表装技能士)だってことを忘れてるでしょ?(誰に問いかけてるの?)

今日の午後は、阪神表具内装協会(兵庫県表具内装組合連合会阪神支部)青年部の表装勉強会がありました。私、実は、勉強会には必ずと言って良いほど出席している真面目な真面目な表具師なのです。今回のテーマは、今年の検定を受検する部員さんのために、一級の実技の工程の説明と、裂と本紙の裏打ちの練習でした。

大雨の中、青年部部長のお店に集まったのは青年部9人中4人。この天気だと仕方ないねと言いながら勉強会は始まりました。検定制度については過去にうちの店のサイトにも少し書いたのですが、一級の実技試験は、効率の良い作業工程の組み立てが合格の鍵になります。その上で、各工程の中で、自分の苦手な分野を徹底的に練習し、作業時間を短縮するのが一番の近道です。今日はそのための勉強会でした。

今日の参加者4名中、受験者は1名で、あとの3名は一級表装技能士でした。そこで、僕が受験した時に作った作業工程の記録を基に、実技試験問題の変更がないことを前提に、自分たちが受験したときの記憶を辿りながら、作業工程を組み立てました。

今日作った作業工程にしたがって、来週の日曜日に実際に作品を作る練習をすることにして、今日は、裂の裏打ちと本紙の裏打ちの練習をしました。で、せっかく裏打ちをしたんだから、受験する部員さん以外のメンバーは、それで掛軸でも作って表装美術展に出そうかということになり、8月中にそのための勉強会を開くことになりました。あぁ、なんて真面目なんでしょう。(笑)

どう? これで僕が本物の表具師だってこと、信じてくれた?(って、だから誰に訊いてるの?)