第4回 本願寺派スカウト指導者会海外研修(1日目)

いよいよロンドン旅行記が始まります。旅行中のメモと写真と記憶を頼りに書きますが、初日のメモの量が多いので、きっととんでもなく長くなると思います。(笑)

関空

朝、6時半に父が運転する車で家を出て、宝塚地区(宝塚5団)から参加する他の3人の家を順番に回り、鳴尾から阪神高速に乗りました。月曜の早朝ですが、ラッシュアワーにはまだまだ余裕があったので渋滞もなく、8時半には集合場所につきました。

集合から出発まで

受付をさっさと済ませて朝食をと考えていたのですが、受付には本願寺の職員さんしかおらず、旅行社の人がまだ着いていませんでした。なにやら、朝から「はるか」が遅れている模様。9時前には参加予定者は全員そろい、旅行社の人を待つという状態に。集合時間の15分前に全員が集まる辺りは、さすが、ボーイスカウトですね。(笑)

旅行社の人が9時に到着し、受付を済ませて、そのままの流れでチェックイン。包括運賃(IT)だったので、座席は後方のエコノミークラス54Dでした。

チェックインの後、2階の特別待合室「せんしゅう」で結団式を行う予定でしたが、本願寺派スカウト総裁である浄土真宗本願寺派新門さまの到着が遅れているらしく、先に簡単な説明と、おみやげのセールス(?)を受け、10時に再度集合するということで一旦解散になりました。15分ほどしか余裕がありませんでしたが、朝食がまだだったので、「花ごよみ」で笊蕎麦といなり寿司のセットを流し込んで再び「せんしゅう」へ。待つこと約10分で、新門さま御一行が入室され、結団式が始まりました。

結団式が終わったのは10時30分。飛行機の出発は11時45分で、まだ1時間以上の余裕がありますが、テロ対策で保安検査が厳しくなっている昨今、手荷物検査場を抜けて出国手続きが終わるまでの時間が読めないので、全員でそのまま手荷物検査場に向かいました。

午前のアジア便出発ピークを過ぎていたので、手荷物検査場は空いていました。国内線に乗り慣れているお陰で、手荷物検査は一発で合格。3階に下りて出国審査も済ませ、10分少々で無事に出国することができました。

出国後の免税店エリアにはあまり用も無いので、38番搭乗口へ向かうことに。国際線の搭乗口がある南北のウイングには歩いても行けるのですが、搭乗口がウイングシャトルの中間駅の近くなので、今回はシャトルに乗りました。搭乗口の近くには特に何も無いのでサクララウンジで生ビールでもを飲みながら時間を潰すことにしました。

ラウンジに入ると新門さまが一人で新聞を読んでいらっしゃったので、あらためて御挨拶を。お隣に座らせていただいて、今回の研修旅行について色々とお話しました。そうしているうちに、随行長と理事長がいらっしゃいました。お二人とも、免税店エリアのサクララウンジで新門さまを待っていらしたようです。理事長に「おっ、家門ちゃんもビジネスかい?」と訊かれたのですが、「サクララウンジに入れる権利だけ持っている、ただの団体エコノミー客です」とにっこり笑ってお答えしました。ありがとう、僕のJGCカード。(笑)

11時25分に38番搭乗口前に集合だったので、20分にラウンジを出ました。この時点で生ビールを2杯飲んでます。(笑) 優先搭乗が始まったのは11時30分、でも今日は通路側の席だったので、優先搭乗を希望せず、皆さんと一緒に37分頃に機内に入りました。

我々を乗せた日本航空(JL/JAL)421便は、ほぼ定刻通りにスポットを離れ、RW06から離陸、大阪湾上空で旋回して高度を稼ぎ、能登半島を目指して北東に進路を取りました。

機内にて

僕は海外旅行の時はいつも、飛行機に乗るとすぐに到着地の時刻に時計を合わせ、なるべくその時刻にあわせてリズムを整えるようにしています。ロンドンは8時間*1の時差があるので、日本時間の正午がイギリスの午前4時です。なので、ドリンクサービスが始まるまでの間、少しだけ寝ることにしました。

離陸後約1時間でドリンクサービスが始まりました。頼んだのはプレミアムモルツ。日本では昼酒ですが、イギリスでは朝酒ですよ。ラウンジで飲んだのも含めて今日3杯目のビールです。(笑) 飛行機は日本海を北上しています。窓側の席ではないので景色は見られませんが、天気が良ければ右側(K席)からは北海道が、左側(A席)からは大陸(ロシア)が見えてるかも知れません。

日本時間の13時半(イギリスの5時半)に1回目の機内食が出ました。昼食だけど、僕にとっては朝食(謎)なので、軽く食べて寝てしまおうと思ったのですが、貧乏性なもので、がっつり完食した上に、白ワインまで飲んじゃいましたよ。

食後1時間半ほど眠り、日本時間の15時半(イギリスの7時半)頃に起きました。今日の活動開始です。朝日を浴びて体内時計を正常にするために、後方のL4・R4ドアの窓から外を眺め、かなり頭がスッキリしました。でも、機内は照明が少し落とされ、シェードを下ろしている窓もあったので薄暗く、席に座るとまた眠くなりそうな感じでした。

映画は昔と違ってAVOD方式のMAGIC-ですから、好きなタイミングで好きなものが楽しめます。ということで、映画のお供にヱビスを飲みながら、まずは「憑神」を観ました。

まあ、そうこうしながら時間を潰しても、飛行時間は12時間もあるわけで、時間があまって仕方がありません。一番搾りを飲みながら「300」を観ました。ゲームもしました、トイレに行ったついでに窓の外も眺めました。少し昼寝もしました。それでもまだ時間が余ってます。

2度目の機内食が出たのは日本時間で21時45分頃(イギリスの13時45分頃)だったので、到着の約3時間前です。食べ終わってもまだ2時間半ほど時間があるので、最後に「ディープ・ブルー」を観て、あとは機外カメラの映像を眺めていました。

ロンドン・ヒースロー空港には定刻より少し早く16時(日本時間の24時)に到着しました。着陸滑走路はRW27R。かなり荒っぽい着陸で、オーバーヘッド・ビン(頭の上の物入れ)が1つ開きました。機外カメラの映像から察するに、タッチダウンゾーンをかなりオーバーしたので、停止距離を短くするためにハードランディングをした模様。機長さん、長旅の後の尾骶骨割りは応えるのでやめて下さい、お願いします。

空港脱出

定刻より早く着いたためか、駐機スポットはかなり遠く思いっきり歩かされました。黙々と歩いて10分ほどで入国審査場へ。入国審査はかなり厳しいと聞いていたので、ちょっと緊張しましたが、制服のお陰でほぼフリーパス。荷物の受け取りも問題なく、税関もフリーパスでした。ボーイスカウトの制服の威力はすごいですね。(笑)

思ったよりも早くターミナルを脱出できたので、バスはまだ到着していませんでした。セキュリティの関係で、バスは事前に予約した時刻にしか入ってこられないようです。16時50分にバスが到着し、17時過ぎにロンドン・ヒースロー空港ターミナル3を離れました。

夕食

空港を出たバスは、"Great South West Road" と "Great West Road" を経て市内に入り、B-Pハウスの前の "Cromwell Road" とハロッズの前の "Brompton Road" を通り、ハイド・パーク沿いの "Knightsbridge" を通ってウェリントン・アーチをぐるっと回り、バッキンガム・パレス・ガーデン沿いの "Grosvenor Place" を通って "Victoria Street" 沿いにある "THE ALBERT" というパブレストランへ。ここはビッグベンにも近く、国会議員さんたちもよく来るパブで、飲み過ぎて採決の時間に遅れないように、議会に戻る時間を知らせる鐘が店内に在るそうな。これは2日目以降のガイドさんに教えてもらった情報で、お店に行ったときは知らなかったから、その鐘の写真が撮れなくて残念。次回(いつ?)は是非、撮って来たいと思います。

ちなみに、飲んだビール(bitter)は Foster でした。

ホテルへ

"THE ALBERT" を出たバスは、再びバッキンガム・パレス・ガーデン沿いの "Grosvenor Place" を通ってウェリントン・アーチをぐるっと回り、今度はハイド・パーク沿いの "Park Lane" を通ってマーブル・アーチの角を曲がって、ハイド・パーク沿いに "Bayswater Road" を走り、ランカスター・ゲートを200mほど過ぎたところを右に曲がって一つ目の角を左に曲がり、ロンドン滞在中、ずっとお世話になる "Park Inn Hyde Park" に着きました。ホテル到着前に、ホテルの前の道が工事中なので手前で方向転換し、かなりの距離をかなりのスピードでバックしたのが怖かったです。(笑)

ホテル到着時刻は19時30分(日本時間の31日3時30分)。それでも外が明るいから、まだ夕方のような感じです。今日は長旅で疲れているし、明日は早朝からブラウンシー島に出掛けるので、部屋に入ってシャワーを浴びた後、荷物の整理もそのままにさっさと寝ちゃいました。

こうして長い長い1日が終わりました。カウントダウンは既に済んでいますが、せっかくなのであらためてもう一度。

スカウト運動の聖地ブラウンシー島に上陸するまで1日、スカウト運動100周年記念日まで後2日です!

*1:GMTJSTの差は+09:00ですが、今はサマータイムなので8時間です。