Act Against AIDS

「エデュケーション・リーダー」認定ピンバッチ

今日は「世界エイズ・デー」です。FM802大阪市AIDS についての正しい知識を身につけてもらう最初の1歩として「エデュケーション・リーダー・キャンペーン」を行っており、僕も1996年に「エデュケーション・リーダー」に認定されました。
とは云うものの、AAA ライブイベントのボランティアや、FUNKY MARKET などの活動には全く参加していませんので、こんな時くらい、それらしい事でもしてみようと思って、今日の日記を書き始めました。(笑)
先進7カ国と言われる国の中で、唯一、HIV 感染者が増加している国って何処か知っていますか? 残念ながら日本なんです。
感染経路も異性間の性行為がトップで、年齢別では30代が感染者の3割、30歳未満は感染者の4割です。しかも、これは検査を受けるなり、AIDS が発症するなりして明らかになっている数字ですから、AIDS 未発症の HIV 感染者(無症候性キャリア)を含めると、若年層の割合はもっと増えるでしょう。
そんな中で忌々しき現象も起きています。HIV 感染者の増加に反比例するように、コンドームの出荷数が減少しているらしいのです。コンドームの使用は性感染症予防の基本中の基本なのですが…。
近い将来、日本を含むアジアを中心として爆発的な流行があるとの予測もあります。報道機関も AIDS に関する報道を殆どしなくなりましたし、このままの状況が続けば、おそらくこの予測も当たるでしょう。
テレビが性感染症HIV/AIDS に関する話題を取り上げる時、援助交際(という名の売春)とセットで扱う事が多いのですが、その時の映像は決まってコギャルと言われる女の子達ですよね。でもこれが AIDS を他人事と思う原因になっているとは思いませんか? 確かに、援助交際(という名で本質が見え難くなっている売春行為)は感染拡大の大きな原因でしょう。しかし、自分がしていなくても、相手が不特定多数の人と性交渉を持っていたり、不特定多数の人と性交渉を持っている人との性交渉を持った場合は感染の危険が全く無いとは言い切れません。それに、AIDS はコギャルと呼ばれる一部の女の子達だけの病気ではありません。男の子だって、真面目そうな女の子だって、成人男性や成人女性だって、誰でも感染する可能性はあるのです。100%なってない! と声高に宣言できるのは、他人との接触を一切断ったひきこもりだけとも言えるでしょう。
ただ、HIV は非常に感染力の弱いウイルスですから、正しい知識があれば感染を防ぐ事も容易です。正しい知識が AIDS の最大の予防薬です。HIV 感染者の増加を食い止め、HIV 感染者への偏見を無くし、共に生きて行くために、皆さんも正しい知識を身に付けてくださいね。(その為にも「エデュケーション・リーダー・キャンペーン」への参加をお奨めします)
それと、HIV 抗体検査は匿名でも受けられますので、皆さんもちるくるさんのように、検査を受けてみては如何ですか?