成道会

釈尊は35歳の時に菩提樹の下に端座して、一切の迷いを断ち切り真理に目覚め佛陀になりました。日本の佛教では、今日(12月8日)を釈尊成道の日として法会が行われます。
一切の煩悩を断ち切る事は、我々凡夫には簡単には出来ません。でも、我々は絶対に佛に成れないわけではありません。今は煩悩があっても良いのです。佛に帰依する事が悟りへの第一歩でありゴールなのです。大乗佛教では、一歩を踏み出せば、どれだけ時間が掛かろうと必ずゴールにたどり着く事が約束されていますから、この場合、時間は意味をなさなくなります。(ここが判り難い所ですが……)
自ら一歩を踏み出す事が「自力」、その一歩も踏み出す事が出来ない我々のような凡夫に信心を与えて下さるのが阿弥陀佛の「他力」。一歩を踏み出した瞬間からは「自力」も「他力」も同じで、佛様の力で必ず悟りに到達できるのです。(「到達しているのです」と書いた方が正しいかも……)