御用心、御用心

凌泳会の運営委員会(という名の飲み会)が、新地の「月城」であったので、仕事の後に行ってきました。
「月城」さんは一見さんお断りの会員制のお店で、凌泳会の集まりの日は予約してありますから、基本的に私たち以外のお客さんはいません。今日もいつものように凌泳会の役員さんだけで貸切状態でした。
ところが、21時半頃、店のドアを開けてその人物はやってきました。
どちらさん? 初めてのお客さんはお断りしてるんですが……とママさんが言うと、覚えてないかな? もうすぐ来るワタナベさんに、以前、一度だけ連れてきてもらった事があるんだけど……。ワタナベさんが来たらわかると思いますよとの返事。クローゼットに上着を入れ、店のカウンターの端に座りかけました。ところがすぐに携帯を取り出し、何処かに電話をしたかと思うと、立ち上がって今からちょっと迎えに行ってきます。2人分の席、用意しておいて下さいねとの言葉を残し、荷物と上着を持って出て行きました。その間、時間にして5分弱。
その後、凌泳会の役員さんが2人帰り、2人分の席はゆとりを持って確保したのですが、暫く待っても、彼はワタナベさんを連れて帰っては来ませんでした。「月城」の前の店のお客さんだったのかな?とか、お店の様子をワタナベさんに話したら混んでるし行くのをやめようって話しになったんじゃないかな?とか、色々な憶測が飛び交い、それをネタに盛り上がったりしました。
それから暫くして、22時過ぎに、先に帰った役員さんから、財布を誰かの上着に間違えて入れてないかとの電話があり、クローゼットに上着を入れてる人が自分の上着を調べたところで事件が発覚しました。なんと、クローゼットに入れていた上着から財布が抜き取られていたんです。お店には凌泳会の役員しか居ませんし、先ほどの人物以外は出入りしていませんから、つまり、彼が窃盗犯である疑いが一番高い訳です。
さあ、そこからがたいへん。警察に連絡し、天満警察署から警察官が到着するまでに、カード会社や銀行などの連絡先を調べ、片っ端からカードを止めてもらったり、ビルの管理事務所に電話したりで大混乱でした*1
警察が到着し、現場検証と事情聴取が始まりました。被害届と調書を作成し、開放されたのは23時半。正直、参りました。
濃い紺色のスーツに黒い鞄で、身長168cmくらい、小太り(ぽっちゃり型)で髪は短めで若干天然パーマっぽく、色白で40歳前後のサラリーマン風の男性です。皆さんもお気をつけ下さい。

*1:僕は上着を着ていってなかったからクローゼットには何も入れておらず被害はありませんでした。