とりあえず裏打

本紙の裏打

先日(17日)の日記に書いた今年の青年技能者技能競技大会の課題本紙ですが、そのまま放置して汚したり傷を付けたりしてはいけないので、肌裏打*1だけをしておくことにしました。で、ついでなので、制作過程も写真に収めておこうと考えて作業台に三脚を据えてカメラをセットしました。まあ、誰かに撮ってもらえば楽なんだろうけど、うちは家族経営の表具店だし、それに恥かしいので、誰も居ない時を狙ってこっそりと撮影した次第です。
肌裏打の作業手順は、本紙を傷めないように敷紙を敷き、その上に本紙を裏向きに乗せ水を打って皺を伸ばし、薄口の美濃紙で裏打をします*2しっかりと撫で付けたら、仮張りに本紙がひっつかないように表掛けして終了です。さらに詳しい作業の手順は4年前の日記を見て下さい。
しかし、一人で撮るとなると、セルフタイマーを使ったり、リモートコードを足で操作したりと、結構間抜けで、冷静に考えるとそれはそれで恥かしいですね。(笑)

*1:掛軸を作るための1回目の裏打。

*2:今回の本紙は長いので、2枚に分けて喰い裂きで接いでいます。