端午の節句

端午の節句」が5月5日だと知ってる人は多いと思うのですが、今日が旧暦(天保暦)の皐月5日で、本当の「端午の節句」だと知ってる人がどれくらいいるのでしょう?

端午の節句」は別名「菖蒲の節句」とも言われるように、菖蒲の花の咲く梅雨時の行事なのですが、僕が子供の頃には、既に新暦の「こどもの日」に行うのが一般的になっていました。でも、新暦の5月5日だと、早過ぎて菖蒲の花は咲いてないですよね。

旧暦の行事は、残念ながら一部の地域を除いて、日常生活からどんどん忘れられてしまっています。でも、季節と密接に結びついた行事くらいは、旧暦か、せめて新暦の1月遅れくらいで行う習慣が戻ってこないかなぁと思います。

ちなみに、うちの家では、仕事柄、旧暦を意識して生活してきたので、子供の頃から、五月人形新暦の5月5日頃に出して、旧暦の皐月5日まで飾っていました。それでも、さすがに鯉幟だけは外から見えるので、旧暦の行事を知らない人からは変人扱いされると思ってか、新暦の4月29日から5月5日までの1週間しか出してませんでしたが。(笑)