涅槃会

Nirvana (Mulgandha Kuti Vihar)

写真は、昨年の1月*1浄土真宗本願寺派スカウト指導者会の第3回海外研修「インド佛跡巡拝の旅」で行った、インドのサールナートにあるムルガンダ・クティー寺院の壁画で、日本人画家の野生司香雪氏*2が描いた涅槃図*3です。
今日、2月15日は「涅槃会」。お釈迦様がマッラ国のクシナーラー*4で入滅された日です。お釈迦様は35歳の時、ブッダガヤ菩提樹の下で覚りを開かれ(成道)、サールナート5人の比丘に初めてその教えを説かれました(初転法輪)。それから45年間、休む事無く教えを説き続け、80年の御生涯をクシナーラーで閉じられ、2月15日、真理の世界に帰還されました。
お釈迦様の入滅の地、クシナーラーにはまだ行った事がありませんが、ネパールのルンビニと共に、近い将来、必ず巡拝の旅に行こうと思っています。

*1:2005年(平成17年)1月21日〜30日

*2:のうすこうせつ(1885〜1973):明治18年香川県檀紙村(現高松市)生まれ。本名は述太(のぶた)。父は浄土真宗の僧侶。

*3:1936年(昭和11年)に完成。下絵は永平寺に納められたとのこと。

*4:インド、ウッタールプラディーシュ(Uttar Pradesh)州クシーナガル(Kushinagar)