航空業界のほりえもん

日本政策投資銀行全日空(ANA)等の支援の元で経営再建中の北海道国際航空(エア・ドゥ)に対して、スカイマークエアラインズが出資を打診していると3日付の「NIKKEI NET:企業 ニュース」等で報じられた事に関し、スカイマークは昨日(4日)の時点では以下のように発表していました。

昨日の一部報道について

昨日の一部の報道におきまして、当社が北海道国際航空株式会社(エア・ドゥ、札幌市)への出資打診に関する報道がありましたが、本日現在において当社が決定した事項でないことをお知らせいたします。

ところが今日になって以下のような発表に変わりました。

北海道国際航空株式会社(エア・ドゥ)との経営統合につきまして

当社としましては、北海道国際航空株式会社(エア・ドゥ)との経営統合を検討していることは事実ですが、まだ経営統合のスキームや時期については、現段階で決定している事項はございません。

尚、今後決定事項があった場合には、速やかに公表いたします。

どうやら経営統合に向けた出資を打診しているのは事実のようです。
もし統合が実現すると、使用機材は B767 で共通ですし、エア・ドゥの持つドル箱路線の東京(羽田)−札幌(新千歳)線を取り込めますから、スカイマークにとっては非常に美味しい話です。
しかし、エア・ドゥは実質的にANAグループのエアラインとして来年3月の民事再生手続終了に向けて、着実に再建計画を進めていますし、現時点ではエア・ドゥにもその気が無いようですから、実現は無理でしょうね。
名乗りをあげたものの、結局はプロ野球への参入が実現しなかったライブドアみたいになっちゃうのかな?*1

*1:ちなみに僕はスカイマークエア・ドゥ経営統合には反対です