信仰奨励章について

本日、コミッショナー会議で資料をもらってきました。詳細はスカウティング誌4月号から8月号の連載を読んでくれとのこと。(笑)

信仰奨励章は、自分にふさわしい宗教に出会うまでの前段階で、「信仰心を高めるため」に設置された章であり、宗教章に挑戦するための土台ですから、特定の教宗派について取り扱うものではなく、スカウツオウンへの取り組みを重視しています。認証は所属隊の隊長が行うので、所属隊の隊長自らが、信仰奨励章の課目を実践する必要があるので、スカウツオウンなんかやったことないって隊長*1は大変ですね。

取得課目は以下の通りです。

  1. 初級以上のボーイスカウト、またはベンチャースカウトであること。
  2. 隊集会やキャンピング・ハイキングでスカウツオウンに参加する。
  3. スカウツオウンで、自分ができる役割を果たし、ちかいとおきてを日常で実践したこと、感じたことを発表する。
  4. 隊集会やキャンピング・ハイキングでのスカウツオウンで主要な役割を果たす。
  5. 「アンノウンスカウト」の逸話を調べ、適切な表現形式(劇、紙芝居など)で隊の仲間や他の人々に伝え、自分の「日々の善行」の実践のようすについて話す。
  6. 班で年間を通じて行える奉仕活動を考え、隊長の指導のもとに実施する。(ターゲットバッジ「近隣奉仕」5と共通)
  7. 自分の家の宗教(派)か、興味を持った宗教(派)の宗教儀礼、宗教行事、またはスカウツオウンに参加する。
  8. 自分の家の宗教(派)か、興味を持った宗教(派)の教導職から信仰や宗教について話を聞く。
  9. B-P卿のラストメッセージを読んで、班集会で話し合う。(ターゲットバッジ「B-P」6と共通)

ちなみに、取得課目については、スカウツオウンの取り組みから始まり、実践的な内容に繋げ、最終的には明確な宗教に触れるところまでを構成しているので、課目の2〜8は番号順に取り組むことが望ましいそうです。

成人指導者は既に明確な信仰を持っているものとして、宗教章や信仰奨励章の対象から除外されているのですが、本当は、スカウトに明確な信仰を持つように指導する立場の成人指導者にこそ、信仰奨励章のようなものが必要だと思うんです。これを機会にラウンドテーブルのテーマとして「信仰」を取り上げてみようかな?

*1:そんな隊長がいては困るんですが、実際は多いみたいですね。