ウィキペディアの「秀逸な記事」

もう知ってる人は知ってると思いますが、2006年1月14日付で、ウィキペディア日本語版の「ボーイスカウト」が「秀逸な記事」になっています。まあ、「秀逸な記事」というシステム(?)自体を否定はしませんが、選考基準がいまいち良く判りません。

選考過程を見ると、推薦から1ヶ月の間にコメントした人が4人で、賛成3票で通過してます。他にも3票で通過してる記事もあるので、甘いとは言いませんが、誰も知らない間にあっさりと通過しちゃったって感じです。

でもね、実際に記事を読んでみると、構成もゴチャゴチャしてるし、結構間違い*1も多くて、何よりも、何でもかんでも書いて量だけを増やしてるような、そんな印象を得ました。

例えば、「ビーバースカウト」について調べたいと思った場合、「ビーバースカウト」で検索すると「ボーイスカウト」に転送されます。でも、件の「ボーイスカウト」を見ても、「ビーバースカウト」に関する記事が纏められている訳でもなく、長ったらしい記事の中から必要な部分を探すだけでも一苦労です。で、それが、「カブスカウト」然り、「ベンチャースカウト」「ローバースカウト」もまた然りです。その点だけをとっても、ちょっと秀逸とは言い難いかなと思います。まだ、「はてな」のキーワードの方が判りやすいと思いませんか?手前味噌ですが。(笑)

で、とりあえず、目に余る間違いだけを訂正しようかと、取り掛かってはみたのですが、どうにもこうにも、手が付けられないというのが正直なところです。とにかく、一所懸命頑張ってる人が既に居て、そこに食い込んで行くのも大変そうだし……。まずは彼らと仲良くなって協力者を探すところから始める方が良いのかな?

*1:コミッショナーの立場からすると、日本連盟の教育規定くらい読めよって感じです。